君に贈る恋のうた。






『…初めまして、ユツキです。』



加賀っちに挨拶を促され、当たり障りのない言葉を放つ。




「いやいや、忙しいのはわかってるからね」



「こっちへ座るといい」




俺たちの社交辞令に、言葉を返すおっさんたちだけど、目が俺を捕らえてる。




怖えぇー。
なにこれ。
ただの会食だよな?



なるべく加賀っちから離れないように席につくけど、なおも続くギラギラした熱い視線…



なんか気持ち悪ぃ。

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