君に贈る恋のうた。
「え~すごぉい!」
「やっぱりかっこいいです~」
リサちゃんもマリちゃんも、楽しそう。
キャハハと品のない笑い声が終始聞こえる。
あれだけ戦闘体勢だったのだから、ゲット出来ませんでしたじゃ可哀想だ。
まぁ、そんな心配いらなかったようだけど。
そんなことより問題はコレ。
あたしの肩に伸びている男の腕。
振り払いたいけど身体は動かない。
んーどうしようか。
このままだとまずいきがするけど、なんだか眠くなってきた。
とうとう睡魔と戦闘を始めたあたしは、やっぱり携帯には気付かなった。