君に贈る恋のうた。

唯月side





今日は朝から最悪だ。
何故か加賀っちのモーニングコールで目覚めると言う幕開けから始まり。


午前中は俺の大嫌いな雑誌のインタビュー。



予想通りと言うかなんと言うか、担当記者は香水のキツイ女で。
それだけで帰りたい衝動に駆られるのを頑張って押さえ込んで無理矢理微笑んで見せる。




ほんと、疲れる。
精神的に。
別にこの仕事が嫌いな訳じゃない、それなりに充実してるしやりがいもある。


だけど、俺は。




俺はただ。
小さな歌を描いていたいだけなのに。
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