物語はいつも「幸せに暮らしました」で終わってほしい
「すみません。
僕のミスなんです」
「僕は魔法使いの見習いで、今度の“しゅんかんいどう”の試験の練習をしていたんです
でも……
僕、魔法、不得意で…
誰にも見られないところで練習しようと思って
この“白雪姫”の物語の世界で魔法を使ったんです
そしたら…」
「失敗
したのね」
なるほどね
うん
つまりは夢ね
私、きっと図書室で寝ちゃったんだ
自分の想像力に拍手だなー
「夢じゃないらしいよー(笑)」