クッキーと花びら【短編】
閉じていた目を開けると、ペットボトルを差し出す天野くん。




「あっ、ありがと」



受け取る時に、指が触れた。


それだけで、胸がギュッとなる。



こ、これくらいで動揺するなんて… バッカじゃないの? 私。

中学生じゃないっつーの!!




そんな私の動揺も知らない天野くんは、隣に座って一緒に飲みだす。




ドキドキ… 聞こえないよね?




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