クッキーと花びら【短編】
「あの…」


用は済んだハズなのに、まだ私の前に立ってる天野くん。



「ん? なに?」




「さっきは、すみませんでした! 生意気な言い方して。」


ペコリと頭を下げる。




「いやっ… 私の方こそ。言い方キツかったよね。

それに、今日までって、やっぱり無理な仕事だったと思うし。

でも天野くんなら、やってくれるんじゃないかって、ちょっと甘えちゃったんだ。ゴメンね…」




「僕を… 頼ってくれたんですか?」


少し驚いてる。



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