雨あがりの空に
これから先、裕也が誰かに恋をして、自分の人生を一緒に歩んでいきたいって人が…もし、現れたのなら…私のことは気にしなくていいから、その人と幸せになってね。
本当は…私が、裕也の妻として…拓海の母親として、二人の側に居たいけど…もう私には、そんな資格はないから。
裕也と拓海の幸せを一番に願います。

拓海のこと…お願いね?
あの子は、自分の気持ちを我慢してしまう所があるから、裕也が聞いてあげてね。
裕也は、拓海の…たった一人の父親だから。
拓海のことを支えてあげて下さい。



もし、生まれ変われることができるなら…私は、また裕也に恋をして…拓海を産んで…三人で幸せな生活を送りたいです。

これが、今の私の夢だよっ!


きっと…信じていれば叶うよね?
私は、そう信じます。


裕也、私の分まで…いっぱい生きるんだよ!
私が、経験することができなかったこと、見ることができなかったこと。
そういうことを…裕也が代わりに経験したり見たりしてねっ!
…いつか、裕也が天国に来たときに、報告お願いね?



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