嵐の夜のあとに
序章



「ママー、絵本よんで!」


「いいよ。じゃあ今日は、
嵐の夜にを読もうか。」


「うん。」


私は夜星美月(ヨボシミヅキ)。


シングルマザーである。


子供もいて幸せの
日々を送っている。



今からするのは、
それぞれ
2人の男女の切ない話。


まるで嵐の夜に出会った
狼と羊のように。



さあて、はじめましょうか。



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