原点

１６歳の自分には高価すぎる。
１６歳のｱｲﾂは私の価値をあげてくれた。

１６歳の春
別々のクラス…
自分を下に見られたくないと必死に嘘をついてみた。
あなたと初めてのキス
あなたが初めての相手…
なのに、「私はキスはもうしたの！」なんて嘘ついて大人なふりをした。
なんか負けたくない。

完璧なあんたに負けたくない!!!!!

好きだけど…
素直になれないよ。
素直になるのが負けな気がしたんだ。
素直になるのが恥ずかしい。
こんなところで恥じらいをもってどうするんだろう。