Love Flower 〜いつのまにか〜
波乱。
「もう、いいっ
明良の馬鹿!」
「あ、おい!」
呼び止める明良の声も聞かず、走りだした
明良の馬鹿!
もう知らない!
ーーーーーーーーー時はさかのぼること
1日前・・・
私は明日の為に準備をしていた
明日は明良と付き合ってちょうど一年
だから、明良とデートの約束があるんだ
「・・・迷うなぁ。」
鏡の前で、両手の洋服と睨めっこ
う゛ーん
迷いに迷って、由佳里に電話した
「プルルッーーーーーー・・・
あーい、もひもーひ。」
マヌケな声に思わず吹き出す
「ぷっ。 今平気?」
「あ、すまーん!
今食事中だから、長電話できないんだ」
由佳里の声と共に、食器のカチャカチャという音が聞こえた
「あ、そっか
ごめんね?」
「や、こっちこそごめん!
後でかけ直そっか?」
「大丈夫大丈夫!
ありがとうっ」
電話を切り、大きな溜め息をついた
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