Love Flower 〜いつのまにか〜
「クスっ。」
ドキドキを押さえるために俯いていた私は、
明良のお母さんの笑い声で顔を上げた。
「そんなに緊張しなくていいのよ、美愛ちゃん。」
「えっ。
あ、はい・・・」
うっ、ばれてたし。
恥ずかしいー。
「明良が言ってた通り、可愛くて優しい子みたいだな。」
「えぇ。
うちのお嫁さんになってもらいたいわー。」
へ?可愛い?優しい?
私が?
しかもお嫁さんって///・・・
って、えぇぇぇ?!
明良が言ってた通りって。
明良、私のことなんていったの?
俯いていた顔を上げ、
明良を見るとお母さんとお父さんに焦ってるみたい。
「ちょっ・・・父さん!母さん!」
「明良はね、彼女は凄く可愛くて優しくて。
俺にはもったいない位なんだって。
いっつも言ってたのよ?」
え・・・・?
明良、そんなふうに思ってくれてたの?
「毎日毎日のろけてばっかりでなぁ。
大変だったんだよ。」
「っ、父さん!!」
見ると明良の顔は赤くて、こっちまで赤くなってしまった。
「ふふ。可愛い。」
その言葉にもっと赤くなってしまう私。
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