音楽室と君【短編】

そこまで言ってシュンとすると、いつものように翔がギュッと抱き締めてくれた。

優しくあたしの頭を撫でながら、いつも通りの言葉をかける。



「明日も笑えな、咲。」



そうして翔は、一層強く抱き締めるんだ。
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