王子様と秘密の××


「う、うん……きゃっ…」


また雷が鳴ると、目から涙が溢れる。


「はあ……言っとくけど、お前が悪いからな?」


「えっ……?わ、ちょっ…!?」


悠の言った意味がわからずにいると、悠があたしの瞼にチュッと唇を落とした。


まるで涙を拭うように。


そして、おでこや頬にも。


「悠、くすぐったいよ……」



< 150 / 338 >

この作品をシェア

pagetop