王子様と秘密の××


そう言って悠はあたしを抱き寄せた。


「ちょっ……」


「あっま!あんた本当に矢吹?」


「アイツに取られるよりマシだろ」


と、悠がそう言った瞬間。


「━━━…おはよ、胡桃ちゃん」


「……きゃあっ……と、朋樹先輩っ?」


朋樹先輩が後ろからあたしを抱きしめてきた。


< 235 / 338 >

この作品をシェア

pagetop