君の幸せ
ジャングルジムのこともあり
高いとこがいいかななんて勝手に解釈する

ストックはしてあるけど
お姉ちゃんは高いとこに登らないから
行かなかったアスレチック。



ちょっとガキ臭いかなぁ?

結局小さなアスレチックに
小動物とふれあえる公園にした

動物 大丈夫かな?


全て決まった所でお姉ちゃんの声がする

「ご飯できたよ。」


メニューは
唐揚げ

お姉ちゃんが一番最初に
一人でトライした料理

「いただきまーす」
「どう?」
「いつもの味だよ。」


我が家は食事中テレビをつけない
だから話だけになる

「明日は仕事が早いからご飯自分でね」

たまに朝早く出掛けるお姉ちゃん
その日は自分で作る


「適当に食べるよ。」


私は基本的料理はしない
掃除と洗濯の係

親が死んじゃってからそれは変わらない


「お姉ちゃんはだれかに誘われたら
次の時に誘い返す?」

「決めてる訳じゃないけど、行き先は交互に
考えるよ。」

「そっか。」

私は唐揚げと最後のごはんをほおばり
台所に片付けた
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