記憶のキロク
 その後、春風ちゃんとおいしく…………おいしく?…………たのしく昼食をとった。

「春風ちゃん、検査の準備ができたから、行きましょうか」

 なんか、春風ちゃんの元気が九割減になったのは気のせいだろうか?

「……マルク……嫌い」

 マルク? 聞いたことが無いが、検査の名前だろうか?

 春風ちゃんは、しぶしぶながら、看護士さんについて行った。
 
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