苦くて甘い~吉成~ 【密フェチ】
元々友達だった俺達は恋人同士になっても、さほど変化がない。
はっきり言えばまるで進展が無く、これっぽっちも甘い雰囲気にならないのだ。
その現状を打破しようと、凜子が自分の部屋に招いてくれた訳だけど。
結局いつもと変わらず一日が潰れた。
「もうええわ! 吉成のボケッ!! 甲斐性無し!!!」
とうとうヘソを曲げて、俺に背を向ける。
ああ。
またイジワルが過ぎたかな。
いつもこうやって加減を間違えるんだよね。
凜子の反応が可愛いからつい……。