砂糖菓子より甘い恋【加筆修正ver】
「龍星!
やっぱり、今日は来てくれたね」
御簾もかけずに帝が一人、部屋に居て無邪気に笑った。
「人払いしているから気にしなくていいよ。
まぁ、龍星がそんなこと気にするとも思えないけど」
「……なんでしょう」
龍星は表情を崩さず、真直ぐ帝を見る。
帝はくすくす笑った。
「相変わらず冷静だね!
そこがとても気に入っているんだけど。
あ、その目。疑ってるでしょ?本当だよ、龍星に憧れてるんだ。
だいぶ似てきたと想うんだけど、どう?」
「私には判断しかねます」
「そう?残念。
でもね、龍星。大事なものは手放しちゃ駄目って教わらなかった?」
帝の瞳が支配者の色を帯びる。
龍星は表情を変えない。
糸を張り詰めたような緊張感がそこに走る。
やっぱり、今日は来てくれたね」
御簾もかけずに帝が一人、部屋に居て無邪気に笑った。
「人払いしているから気にしなくていいよ。
まぁ、龍星がそんなこと気にするとも思えないけど」
「……なんでしょう」
龍星は表情を崩さず、真直ぐ帝を見る。
帝はくすくす笑った。
「相変わらず冷静だね!
そこがとても気に入っているんだけど。
あ、その目。疑ってるでしょ?本当だよ、龍星に憧れてるんだ。
だいぶ似てきたと想うんだけど、どう?」
「私には判断しかねます」
「そう?残念。
でもね、龍星。大事なものは手放しちゃ駄目って教わらなかった?」
帝の瞳が支配者の色を帯びる。
龍星は表情を変えない。
糸を張り詰めたような緊張感がそこに走る。