砂糖菓子より甘い恋【加筆修正ver】
……俺のせいで、こんな想いをさせてしまった。
龍星は、身をちぎられそうな心の痛みを噛み締めながら、胸の中で震えている毬の髪に唇付けた。
そっと毬の涙に濡れた頬を両手で挟み、愛くるしくて仕方がない黒目がちの瞳を覗き込む。
「悪かった、毬。
もう二度と手放さないから、許して」
囁くと、ぎこちなく毬が頷くのを確認し、涙で濡れた毬の唇に、ふありと、甘い唇付けを落とした。
「ありがとう」
龍星は感情を微塵も隠さない幸せな笑顔を浮かべ、接吻に驚いて瞳をギュッと閉じてしまった愛しいお姫様を飽きることなく見つめていた。
龍星は、身をちぎられそうな心の痛みを噛み締めながら、胸の中で震えている毬の髪に唇付けた。
そっと毬の涙に濡れた頬を両手で挟み、愛くるしくて仕方がない黒目がちの瞳を覗き込む。
「悪かった、毬。
もう二度と手放さないから、許して」
囁くと、ぎこちなく毬が頷くのを確認し、涙で濡れた毬の唇に、ふありと、甘い唇付けを落とした。
「ありがとう」
龍星は感情を微塵も隠さない幸せな笑顔を浮かべ、接吻に驚いて瞳をギュッと閉じてしまった愛しいお姫様を飽きることなく見つめていた。