砂糖菓子より甘い恋【加筆修正ver】
「俺たちも馴れるともっと仲良くなれるかな?」
「そりゃそうだろ。
きっと、大人になったら二人で、酒を飲みながら笑いあえるような、そんなんになれるさ」
毬は龍星と雅之の関係を瞼の裏に思い出しながら言った。
本当に、男だったら良かったのに。
そしたら、もうすぐ二人と一緒にお酒を飲んだり、御所で働いたり……できるのに。
「いいな、それ」
「だろ?」
少年が手を離して駆け出した。
毬もその後を追う。
幸い、健脚はまだ衰えていなかった。
「そりゃそうだろ。
きっと、大人になったら二人で、酒を飲みながら笑いあえるような、そんなんになれるさ」
毬は龍星と雅之の関係を瞼の裏に思い出しながら言った。
本当に、男だったら良かったのに。
そしたら、もうすぐ二人と一緒にお酒を飲んだり、御所で働いたり……できるのに。
「いいな、それ」
「だろ?」
少年が手を離して駆け出した。
毬もその後を追う。
幸い、健脚はまだ衰えていなかった。