イタズラっ子、ただいま参上!!
ブチッ

「こいつっ!」

『いい、やめろ』

キレたよ?私は

キレたよ?由希も

『あはっ!よくいうよ!どーせ私にも
勝てないくらいよえーんだろ?』

「はぁ?寝ぼけたこといってんじゃねぇ!!」

『寝ぼけてんのは、どっちかな?』

殺気を少しいれて睨んでやった。

「ひっ!そそそそ、そっちだ、だろ」

どもりすぎ、ビビりすぎ、弱すぎ。

しかも「そっちだ、だろ」なんて日本語ねーし。

「女のくせにっ!おんっ…うっ!」

女とまた言おうとしてたから殴ってやった。もちろん手加減したし。

『それ、私の禁句ワード。次言ったら
ブチギレるから~♪』

私はくろーく笑った。

『あれ?返事は?』

「はっはいぃぃ!!」

うずくまりながら返事をしてきた。

『うるせぇ』

「「「ええ?!」」」

見ていた人とこいつの声がハモッた。

「お、俺も少しびっくりしたよ」

『はぁ?由希までなにいってんだよ。うるさいからうるせぇっつっただけなのに。』

「その前に柚侑、なんて言った?」

『返事は?って言った』

「はぁ。もういいよ。帰ろう」

『?ああ』

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