ミックス・コーヒー
 ゆっくりと遠のく意識の中で、ぼんやりと自分の命の危険を感じていた。



 やばいな……。
 仕事探さなきゃ。

 でも。

 ……私、いよいよ本当に、死んじゃうのかな……。



 そして、ふと目を閉じた瞬間に感じた、人の気配。



 それが、尚樹との出会いの瞬間だったのだ。
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