君の夢を(未定)




――ヴァァァウォヴァ




微かな希望はその恐ろしい声と共に砕け散った。


走りながらも後ろを振り返ったら、そのものたちは地獄にいることを錯覚させた。


血の気が引いたのがよくわかった。



スライムやケンタウルス、甲冑を着た落武者。勿論ツルッと光っている頭には鋭い矢が貫通している。

この世のものとは思えないような化け物や、妖怪、怪物まで
ありとあらゆる恐ろしいものが自分達に襲いかかってくる。




「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」




もう、助からない…






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