君が見たいから ~ Extra ~
『毎日お疲れ様……。普通の人ならとっくにダウンしてるわ。すごいと思う、本当に』
ある夜、時計が1時も回った頃にようやくベッドに入ってきたソンウォンに、目を覚ました唯が心からそう言ったことがあった。
ベッドサイドの小さな灯りに、まるで褒められた子供のように嬉しげな表情が浮かび上がる。
手にした携帯をサイドテーブルに投げるように置くなり、彼は唯の方に寝返りを打った。
不意打ちに思わず驚きの声を上げた彼女をそのまま組み伏せるようにのしかかると、じっと見下ろしこう呟く。
『君がいつもここにいてくれるから、僕もまた頑張れるんだ……』
乱暴なほど激しく性急に唯のすべてを奪ったあとで、彼はようやく顔をあげ、おそらく彼女とセナしか知らない、はっとするほど魅力的な微笑を見せた。