meet again~再会~
「私も…」

原西は小さな声で言った。



「私も高井くんのことが好き」


そう言って、原西は顔を上げた。


原西の目には涙が溢れている。


「ずっと好きだった、高井くんのこと…。だからあの時、高井くんに『好き』って言われて、凄く嬉しかった…。でも、急に言われてビックリして…それで…」


「原西…」


俺は原西を優しく抱きしめた。

原西の体温が俺の身体に伝わってくる。


「高井くんのこと待ってたって、本当のことなんだよ…?ずっと…ずっと待ってたんだよ…?」


「ごめん…」


寄せた身体をどちらともなく離すと、原西は静かに目を閉じた。


俺はゆっくりと顔を近付け、原西の唇に自分の唇をそっと重ね合わせた。

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