meet again~再会~
「…っ?」

俺はハッとして、声のした方に振り向いた。


「やっぱり高井くんやぁ。久し振りやね、元気してた?」

声の主は、原西の友達の河本優里だった。

「何してんの?こんなとこで…」


俺は間髪入れずに言う。

「河本!お前、原西見ぃひんかったか!?」


「えっ?原西って…楓花のこと?」


「そうや!さっきまで一緒におってんけど、急にいなくなってもーて…」


「一緒って…高井くん、何ゆーてんの?」


一生懸命に説明する俺を、河本は不思議そうな顔で見ている。

「せやから、さっきまで一緒におったゆーてるやん!」


「そんなはずないよ。だって楓花、病院にいるはずやし…」

「えっ…?」

「あっ、そっか…。高井くん、すぐ東京行ったから知らないんや…」

「ど、どういうことや?」


ビックリしている俺に河本は、ゆっくりと原西のことを話し始めた。


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