Sky*Girl
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窓から流れてくる風が、心なしか温かい。

でも今日は空気がガラッと変わったせいか、ちっとも心地好くなれない。



「仲木、お前に頼みたいことがあるんだが……」


それはこんな時にまで、愛想よく笑ってる、米倉先生のお陰。


「……何でしょうか。」


帰る準備の最中に呼ばれ、内心舌打ちをしたい気分になるのをぐっと抑えた。



「学級委員だったよな?……確か」


「はい」


チラチラと不安げに視線を向けられる。


「職員室まで来てくれないか?
資料運ぶのを手伝ってくれ」


視線を背けてから後ろを向いて歩きだした。


……強制ですか。はいはいそうですか。



「……分かりました」



断りたい衝動にかられながら、あたしも先生の後について行く。
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