裏表ガール時々イケメン
「成信ちゃんすごいね。カリスマ性かんじる。」
陸が成瀬に耳打ちをしていた。
「成はそんなんじゃない。小さい頃から天才って言われていたけど、あいつは秀才だ。全部努力で手に入れてきたやつなんだ。」
成瀬は天才肌だ、練習しなくてもなんでも出来た。
でも、やる気もくそもなかった。
「ゆうき親子丼ありがとぅ。」
「ご馳走さまでした。」
今日の学園のこと、明日の歓迎会のことを成信はブログに綴りお風呂に入る。
テストまであと2日。
ハンドボール投げを練習しとかないと。
やることが見えてきたから、やる。
パジャマのファスナーを勢いよくしめて、成信は眠りについた。