裏表ガール時々イケメン


「ゆうきを心配するわけないし。」

ナルだ。ここに正真正銘のナルがいる。さ

というか、もう帰ってきたのかよ。

「ビーフシチュー食べてないから、温めるよ。」

今何時…  8時。

「ごめん、先に風呂入ってくる。」

就寝時間まであと一時間。

お風呂は一番好きな場所だ。

安心出来るし、自分の汚いところが流れていく。

別段、辛い過去がある訳でもないが自分が嫌いだ。

自分の中に悪魔と天使がいるみたいで、気持ち悪い。

「まぁ、自分に天使になるときは家族とゆうきの家くらいだな。」

お風呂を上がり、柔軟。

「成、美味しいビーフシチュー冷めるよ。」

< 63 / 99 >

この作品をシェア

pagetop