裏表ガール時々イケメン
「ゆうきを心配するわけないし。」
ナルだ。ここに正真正銘のナルがいる。さ
というか、もう帰ってきたのかよ。
「ビーフシチュー食べてないから、温めるよ。」
今何時… 8時。
「ごめん、先に風呂入ってくる。」
就寝時間まであと一時間。
お風呂は一番好きな場所だ。
安心出来るし、自分の汚いところが流れていく。
別段、辛い過去がある訳でもないが自分が嫌いだ。
自分の中に悪魔と天使がいるみたいで、気持ち悪い。
「まぁ、自分に天使になるときは家族とゆうきの家くらいだな。」
お風呂を上がり、柔軟。
「成、美味しいビーフシチュー冷めるよ。」