裏表ガール時々イケメン


ゆうきはうちの心が読めるのか、飽きていたこと。

ナイスタイミングだ。

夜、頭を撫でてあげよう。

「あっ、私は一条成信で、成信でいいから! 有来と約束してたからごめんね。」

廊下に出ると本当に人が集まっていた。

「なんかあったの?」

めんどくさいことじゃなきゃいいけど。

「いまから生徒会と風紀の認定式あるんやて。んで、一年候補を迎えにくるんやと。」

生徒会をそんなに見たいのか。

認定式で、みんなに認められないと落ちてしまう。

顔がいやで反対の人もいるから、顔がいまいちの人は落ちる。

才色兼備のエリート集団があると、一つのグループとして見られ、推しメン的なものが出来る。

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