ヴァンタン
聖女誕生
私は覚悟を決めた。

あの幽霊船から逃れて、又家族一緒に生活する為に。


まず武器になる物を目で探す。

骸骨を壊す位だったら、棍棒でも良い筈だった。

けれど又蘇ってきそうだった。


魔法の鏡と満月の光によって。


幸い?
サーベルや太刀は此処へたどり着くまでに沢山あるのは確認していた。


それにしてもあれは不思議な光景だった。

ごく普通のクルーズ船に、大量の武器など必要ない筈なのに……


私はこれが何を意味していれのかを知らなかった。

それはそれは恐ろしい、ある方達が手になさるとは。




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