ヴァンタン
私は腕を伸ばしてサーベルを高く掲げた。

――この光景……


――そうだ、あの日鏡の中で確かに見た……


――チビが見た……


――チビだった私が見たものは……


――そうだやっと思い出した!


――私の正体……


――それは伝説の聖女の姿だった。



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