ヴァンタン
廊下の上に収納階段があったなんて……

すっかり忘れていた。


気にはなっていた?

そう少しは……


だって長四角の鍵付きの枠が廊下の天井にあったら、誰だって気にすると思う。

それが何かを確認しなくても……




気が付くと其処は屋根裏部屋だった。


――わ〜。懐かしい!!

脳の何処かで何か弾けた。

まるで記憶喪失みたいに、ベールに包まれた何か……

今確実に体の中で蠢き始めた。



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