モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「僕が似合ってるって
言うんだから、
似合ってるんだよ。」
姫乃に逃げるすきなど
与えず、凍夜は続ける。
「僕の言ってることが
正しいって認めたら、
押し倒すのはやめて
あげる。」
「…凍夜が、気に入って
くれたことはわかったから。」
「本当に?」
「…凍夜がほめて
くれたから、その、
慣れないけれど、
また着るわ…。」
そう、伝えると、
凍夜が満足げに
笑う気配を感じた。
「ね、凍夜は何か
欲しいもの、ないの。」
「?」
「お返しをしたいから。
なにか、ない?」
「…キミがほしいな。
今すぐ襲っていい?」
「!?」
予想外の返答に、
姫乃は固まる。
凍夜が再び笑う
気配がした。
言うんだから、
似合ってるんだよ。」
姫乃に逃げるすきなど
与えず、凍夜は続ける。
「僕の言ってることが
正しいって認めたら、
押し倒すのはやめて
あげる。」
「…凍夜が、気に入って
くれたことはわかったから。」
「本当に?」
「…凍夜がほめて
くれたから、その、
慣れないけれど、
また着るわ…。」
そう、伝えると、
凍夜が満足げに
笑う気配を感じた。
「ね、凍夜は何か
欲しいもの、ないの。」
「?」
「お返しをしたいから。
なにか、ない?」
「…キミがほしいな。
今すぐ襲っていい?」
「!?」
予想外の返答に、
姫乃は固まる。
凍夜が再び笑う
気配がした。