モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
ベリー・シャムは飲用し
続けると身体から
甘い香りが漂う、
チェーニの王室御用達の
最高級茶だ。
その為、ベリー・シャムの
栽培家たちは、国が保護と
管理をしている。
出回るのは、王室で
祝い事があったとき。
その時だけ、高額で
貴族の手に渡る逸品。
それを、隣国の人間が
手に入れるなど、
そうそうあり得る
ことではない。
ましてや、タネや
育成法など、論外である。
ひとくち口に含むと、
甘く、それでいてクセの
強いツンとした風味が
広がった。
正直にいえば、あまり
好きな味ではないのだが、
ふたくち、みくちと
口に含むたび頭が
軽くなったような、
冴えていくような
不思議な感覚に
満たされる。
続けると身体から
甘い香りが漂う、
チェーニの王室御用達の
最高級茶だ。
その為、ベリー・シャムの
栽培家たちは、国が保護と
管理をしている。
出回るのは、王室で
祝い事があったとき。
その時だけ、高額で
貴族の手に渡る逸品。
それを、隣国の人間が
手に入れるなど、
そうそうあり得る
ことではない。
ましてや、タネや
育成法など、論外である。
ひとくち口に含むと、
甘く、それでいてクセの
強いツンとした風味が
広がった。
正直にいえば、あまり
好きな味ではないのだが、
ふたくち、みくちと
口に含むたび頭が
軽くなったような、
冴えていくような
不思議な感覚に
満たされる。