モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
隠しごと―姫乃
「…ん。」
ベットの上で
寝がえりをうち、
隣にあるはずの
ぬくもりに
手を伸ばす。
あるはずのモノを
求めて空を
さまよった
姫乃の手は、
残念ながら
空振ったまま
ベットに落ちた。
「…。…凍夜?」
まだ眠い目を
擦りながら
ベットから体を
起こすと、
やはり凍夜の
姿はない。
かわりに、ベットの
すぐわきで控える
東雲の姿が
目に映った。
「おはようございます、
お嬢様。」
「おはよう、東雲。
…具合はもういいの?」
「はい。お嬢様の
おかげでマスターの
魔力が戻りましたし、
マスターに新しい
血を頂きましたので。」
ベットの上で
寝がえりをうち、
隣にあるはずの
ぬくもりに
手を伸ばす。
あるはずのモノを
求めて空を
さまよった
姫乃の手は、
残念ながら
空振ったまま
ベットに落ちた。
「…。…凍夜?」
まだ眠い目を
擦りながら
ベットから体を
起こすと、
やはり凍夜の
姿はない。
かわりに、ベットの
すぐわきで控える
東雲の姿が
目に映った。
「おはようございます、
お嬢様。」
「おはよう、東雲。
…具合はもういいの?」
「はい。お嬢様の
おかげでマスターの
魔力が戻りましたし、
マスターに新しい
血を頂きましたので。」