モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「ふん…。やっぱり、
アレが全部悪い。」
話を聞き終えても
やっぱりその結論を
覆さない凍夜に、
沙羅は困惑の
表情を浮かべる。
「あの、でも…。」
「ああ見えて、朔は
200年近く生きてる。
20分の1しか
生きていないこどもの
言葉に傷つけられて
立ち直れないほど
軟弱な神経はしてない。」
「でも…。」
「そもそも、昔から
アレはめんどくさいんだよ。
くだらないことで
ぐだぐだ悩みすぎて、
墓穴を掘る。
いつものことだ。
気にしていたら
キリがないよ。
僕はもう、20歳を
過ぎたあたりから
相手にしない
ことにしてる。」
「…。」
「自分に非があることは
わかってるだろうから、
キミは普通に
していればいい。
まぁ、傷つけて悪いと
思ってるなら、アレが
謝ってきたとき
いつでも許してやれる
広い心の準備を
しておくことだね。」
アレが全部悪い。」
話を聞き終えても
やっぱりその結論を
覆さない凍夜に、
沙羅は困惑の
表情を浮かべる。
「あの、でも…。」
「ああ見えて、朔は
200年近く生きてる。
20分の1しか
生きていないこどもの
言葉に傷つけられて
立ち直れないほど
軟弱な神経はしてない。」
「でも…。」
「そもそも、昔から
アレはめんどくさいんだよ。
くだらないことで
ぐだぐだ悩みすぎて、
墓穴を掘る。
いつものことだ。
気にしていたら
キリがないよ。
僕はもう、20歳を
過ぎたあたりから
相手にしない
ことにしてる。」
「…。」
「自分に非があることは
わかってるだろうから、
キミは普通に
していればいい。
まぁ、傷つけて悪いと
思ってるなら、アレが
謝ってきたとき
いつでも許してやれる
広い心の準備を
しておくことだね。」