モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~




「…愛してる…。」




…嬉しくて。


泣いてしまう。



「わたしも…。」

愛している、と
言いかけた唇を
ふさがれる。

深く深く、凍夜が
姫乃の奥へ溶け込む
感覚は、姫乃に
悦びの嬌声を
上げさせた。
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