モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「…情事の、痕だよ…。」
「…。」
そう囁かれて、姫乃は
ぼんやりと、お気に入りの
小説を思い出した。
そういえば、情事の際に
身体にキスをして赤い痕が残る
シーンを読んだ覚えがある。
つまるところ、この頬に
残された赤いアザは
キスマーク、というもので。
凍夜の言動からすると、
姫乃の半身の無数のアザも、
凍夜がつけたキスマーク、と
いうことだ。
首筋や腕や肩、胸はもちろん、
お尻や内股にまで…。
そう、認識した瞬間、
姫乃は顔を真っ赤にして
声を張り上げた。
「…っ。っっっ!!
どうしたってやりすぎでしょう!!
あなた一体、なに考えてるの!!?」
「…。」
そう囁かれて、姫乃は
ぼんやりと、お気に入りの
小説を思い出した。
そういえば、情事の際に
身体にキスをして赤い痕が残る
シーンを読んだ覚えがある。
つまるところ、この頬に
残された赤いアザは
キスマーク、というもので。
凍夜の言動からすると、
姫乃の半身の無数のアザも、
凍夜がつけたキスマーク、と
いうことだ。
首筋や腕や肩、胸はもちろん、
お尻や内股にまで…。
そう、認識した瞬間、
姫乃は顔を真っ赤にして
声を張り上げた。
「…っ。っっっ!!
どうしたってやりすぎでしょう!!
あなた一体、なに考えてるの!!?」