モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「あの…怒っていないの?」
酒を口にする前に、
恐る恐るたずねた。
「?何を。」
「…逃げ出そうとしたこと。」
「ああ。」
フッと凍夜が笑った。
「キミのおかげで、
久しぶりにおもしろい
ノークスが見れたからね。
最近、昔みたいな
おもしろみがなくて、
飽きてたんだ。
好きなだけ振り回して
やればいい。」
「…。」
実はノークスより
この人の方が、性格が
悪いんじゃないかしら、と
思わずにいられなかったが、
何とか口をつぐむ。
酒を口にする前に、
恐る恐るたずねた。
「?何を。」
「…逃げ出そうとしたこと。」
「ああ。」
フッと凍夜が笑った。
「キミのおかげで、
久しぶりにおもしろい
ノークスが見れたからね。
最近、昔みたいな
おもしろみがなくて、
飽きてたんだ。
好きなだけ振り回して
やればいい。」
「…。」
実はノークスより
この人の方が、性格が
悪いんじゃないかしら、と
思わずにいられなかったが、
何とか口をつぐむ。