小さな恋の虹〜キミと描く夢〜
「それに……
今までの絆がある」
絆……か。
「俺達は、絶対に大丈夫だよ」
圭はあたしを見下ろし、目を細めて笑った。
圭の大胆な行動に躊躇いながらも、細かく何度も頷く。
うん。
あたし達は、大丈夫。
そう簡単には壊れないよね?
「あ~あ。
質問して損した~!
え~え、そうですか、ラブラブですか、お熱いですね」
良ちゃんが口を尖らせて、写真を封筒に入れる。
「何膨れてんだよ。
今のは、おまえも入ってるんだけど?」
良ちゃんが『え?』と圭を見上げる。
すると圭は、あたしの肩に腕を回しながら、もう片方の腕を良ちゃんの肩にも回した。
圭にグイっと引き寄せられ、あたし達3人の顔が近くなる。
「俺達3人は、ずっと一緒じゃん。
いくつになっても変わんねぇよ」
「……圭」