俺は獣人×私は人間


「おい、お嬢さん。お嬢さんの行き先何処ですかぁ?ヒヒッ」


「!!獣人?!」


人間は目を大きくして

でかい声で叫んだ。


「人間がここに来るなんて…たいしたもんだな」


「本当だぜ、ミント様の言うとおり。ほら、こわーい獣人様が連れて行っちゃうぞ」


そういうと

仲間Aは人間の

手首を掴んだ。


「やっ!離してっ!!」


人間はバッと

手を振り解き

キッと俺らを睨みつけた。


「あぁ?お前いい度胸してんな、えぇ?」


「やめて!触らないで!鳥肌がたつわ!!」


「んだと、てめー!!!!?」


この人間…本当にいい度胸をしている…

普通、獣人をみたら

人間はすぐに土下座やら

なんやらして命乞いをするのに…

目を人間のほうへ向けると

仲間Aが拳をつくって

女に振った


「やめっ……」
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