俺は獣人×私は人間


人を殺すのは悪くない

だがそれは

死にたくないと思ってる奴のみだ

死にたいと思っている奴らを

殺しても

手助けしたみたいで気に食わん

ただ、それだけだ


「あなたにどう言われようと私は死にます」


「じゃあ俺が止める」


「…」


「…」



ガチャッ



「王子、食事のお時間です」


一人の家来が

食事一人分持ってきた


「おい、もう一つ持ってこい」


「それはどういう…」


家来が頭をあげて

俺の後ろにいる女を見た
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