俺は獣人×私は人間
ギュッ
!!!?
「ちょっ!なにするのよ!!」
なんとリコルが
後ろからギュッと抱きついてきた。
しかも
ここ階段!危ないでしょ!
落ちる!!
「ごめん……嫌いにならないでくれ……!!」
弱々しく、とても小さな声だったが
耳もとで言われたから
ハッキリと聞こえた。
本当なら許したいけど
素直じゃない私は
言いたくないことを
言ってしまった。
「今更…?絶対に許しませんから」
腕を振り払い、
内心ものすごく後悔した。
なんであんなこと言ったんだろ…!!
そんなこと思うと
急に目に涙がたまり
急ぎ足で階段をおりた。
あぁ!もぅ死にたいっ!!