俺は獣人×私は人間

いや、待て待て。

ここは男として

きれたら俺のプライドが悪い。

ここは優しく……

いや、こいつは人間…

しかも俺のプライドを

ズタズタにした女。

しかもこいつは

獣人の天敵、術者。


仕留めるには今のうち…



そう思い、

剣を出した。

女も殺気をしたらしく、

即座に手から弓がでて

身構えた。


やっぱりこいつは術者か…。



ほかの野次馬たちも

何だ何だと

こっちのほうに

よってきた。

状況を把握した野次馬たちは

目を赤くし

「そんな人間やっちまえ!」

「ミント様!殺ってしまえ!!」

「人間ごときに怯むな!!」

数々と俺の応援をしていた。

しかし、特に嬉しくはなかった。
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