俺は獣人×私は人間


彼女は手を振って

おいでおいでとした

「失礼します」

彼女の横に立った


「あなた、リコルになにかされた?」


「リコル……?」


誰だそれ?



「俺だよ」




背後から妙な気配を

感じるので後ろを

振り向くと奴が立っていた



「あら、リコル。いたの?」


「いたじゃねーよ、ついさっき来たところだし!ほら、いくぞ!!」


グイッと私の腕を引っ張った


「え…っや!!!」


バッと奴の手を振りほどいた


「てめ……っ!」


「リコル!!!」
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