光のもとでⅠ
「バレンタイン過ぎちゃいますけど、編みましょうか……?」
「リィ、安請け合いしちゃダメっ! この人図に乗ったら手に負えないから。それに、これ以上司っちの特別度合い下げないのっ」
「……秋斗さんに編むと下がるの?」
「……下がるのっ。四分の一から五分の一になるでしょっ!? 愛情配分度合いが下がるからダメっ」
 唯兄に、「ダメったらダメだからねっ」と言われ、私のバレンタインデーは幕を下ろした。
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