光のもとでⅠ
「唯兄、一緒にに寝よう? 一緒にいてくれる約束でしょう?」
「……お姫さん、寝とぼけちゃいませんかね?」
「え……? まだ大丈夫だよ。いたって正気」
「俺、さすがにリィを襲う気はないけどさ、ひとつのベッドに寝るのはどうかと思う……」
見る見るうちに唯兄の顔が引きつっていく。
「……大丈夫。蒼兄のお部屋に行こう?」
ゆっくりと立ち上がり、つないだ手をそのままに引っ張る。
「蒼兄、入ってもいい?」
ドアの外から声をかけると、「いいよ」と応答があった。
ドアを開けると、さっきまでの惨状はどこへやら……。
部屋はすっきりと片付き、床にもベッドにも書類は何も置かれていなかった。
代わりにパソコンデスクの上にいくつかのファイルが積み重なっている。
「あんちゃん、助けて……。このお嬢さん一緒に寝ようとか仰るんですが」
「あぁ、この部屋は引き出しベッドがあるからそうすれば?」
表情を変えずに答えた蒼兄に対し、
「あんちゃん正気っ!?」
「ん? まだ睡魔にはやられてないと思うけど?」
真顔で答える蒼兄と一緒に唯兄を見ると、盛大なため息をつかれた。
「……お姫さん、寝とぼけちゃいませんかね?」
「え……? まだ大丈夫だよ。いたって正気」
「俺、さすがにリィを襲う気はないけどさ、ひとつのベッドに寝るのはどうかと思う……」
見る見るうちに唯兄の顔が引きつっていく。
「……大丈夫。蒼兄のお部屋に行こう?」
ゆっくりと立ち上がり、つないだ手をそのままに引っ張る。
「蒼兄、入ってもいい?」
ドアの外から声をかけると、「いいよ」と応答があった。
ドアを開けると、さっきまでの惨状はどこへやら……。
部屋はすっきりと片付き、床にもベッドにも書類は何も置かれていなかった。
代わりにパソコンデスクの上にいくつかのファイルが積み重なっている。
「あんちゃん、助けて……。このお嬢さん一緒に寝ようとか仰るんですが」
「あぁ、この部屋は引き出しベッドがあるからそうすれば?」
表情を変えずに答えた蒼兄に対し、
「あんちゃん正気っ!?」
「ん? まだ睡魔にはやられてないと思うけど?」
真顔で答える蒼兄と一緒に唯兄を見ると、盛大なため息をつかれた。