光のもとでⅠ
「もしかして御園生兄妹は時々一緒に寝てたりするんでしょうか……」
「時々だけど……」
蒼兄が口にしたので、
「寝るよね?」
と、私も返した。
唯兄はさらにガクリと肩を落とす。
「このシスコンブラコンコンビめっ!」
「……もう、言われ慣れちゃったよね?」
蒼兄を見上げると、
「そうだな」
と、答えが返ってきた。
その言葉は今となっては褒め言葉のようにすら聞こえる。
「翠葉は上のベッドを使いな。唯は下のベッドな。俺は翠葉の部屋で寝るから」
と、蒼兄は資料をまとめ始める。
「ちょっとあんちゃんっっっ。俺、仮にも秋斗さんと行動を共にしてたヤローだよっ!?」
「あぁ……そうらしいな。でも、翠葉相手に何もしないだろ?」
「しないけどさぁっっっ」
「なら問題ない。俺、しばらく翠葉の部屋で資料整理してるから。じゃ、おやすみ」
蒼兄が部屋を出ていくと、唯兄は呆然と閉められたドアを見ていた。
「時々だけど……」
蒼兄が口にしたので、
「寝るよね?」
と、私も返した。
唯兄はさらにガクリと肩を落とす。
「このシスコンブラコンコンビめっ!」
「……もう、言われ慣れちゃったよね?」
蒼兄を見上げると、
「そうだな」
と、答えが返ってきた。
その言葉は今となっては褒め言葉のようにすら聞こえる。
「翠葉は上のベッドを使いな。唯は下のベッドな。俺は翠葉の部屋で寝るから」
と、蒼兄は資料をまとめ始める。
「ちょっとあんちゃんっっっ。俺、仮にも秋斗さんと行動を共にしてたヤローだよっ!?」
「あぁ……そうらしいな。でも、翠葉相手に何もしないだろ?」
「しないけどさぁっっっ」
「なら問題ない。俺、しばらく翠葉の部屋で資料整理してるから。じゃ、おやすみ」
蒼兄が部屋を出ていくと、唯兄は呆然と閉められたドアを見ていた。