光のもとでⅠ
みんなが笑う中、リィが秋斗さんに訊く。
「秋斗さんもマフラーが欲しかったんですか?」
秋斗さんは魔法の笑みを繰り出し、
「そうだね。翠葉ちゃんが編んでくれたマフラーが欲しいかな?」
なんて言う。
「バレンタイン過ぎちゃいますけど、編みましょうか……?」
ちょおっと待ったあああっっっ。
「リィ、安請け合いしちゃダメっ! この人図に乗ったら手に負えないから。それに、これ以上司っちの特別度合い下げないのっ」
「……秋斗さんに編むと下がるの?」
「……下がるのっ。四分の一から五分の一になるでしょっ!? 愛情配分度合いが下がるからダメっ」
それは自分にも言えることだった。
四分の一から五分の一とかお断りっ。第一、このネタで司っちをからかえる権利が秋斗さんにも浮上しちゃうじゃんっ。そんなのダメダメダメっ。
「ダメったらダメだからねっ」
そのあと、リィが何か口を開くたびに「ダメ」を言い続けてバレンタインの団らんを終えた。
「秋斗さんもマフラーが欲しかったんですか?」
秋斗さんは魔法の笑みを繰り出し、
「そうだね。翠葉ちゃんが編んでくれたマフラーが欲しいかな?」
なんて言う。
「バレンタイン過ぎちゃいますけど、編みましょうか……?」
ちょおっと待ったあああっっっ。
「リィ、安請け合いしちゃダメっ! この人図に乗ったら手に負えないから。それに、これ以上司っちの特別度合い下げないのっ」
「……秋斗さんに編むと下がるの?」
「……下がるのっ。四分の一から五分の一になるでしょっ!? 愛情配分度合いが下がるからダメっ」
それは自分にも言えることだった。
四分の一から五分の一とかお断りっ。第一、このネタで司っちをからかえる権利が秋斗さんにも浮上しちゃうじゃんっ。そんなのダメダメダメっ。
「ダメったらダメだからねっ」
そのあと、リィが何か口を開くたびに「ダメ」を言い続けてバレンタインの団らんを終えた。